コンテンツマーケティングの効果を実感!顧客視点が成功の鍵
課題
・自社製品の認知度を向上させたい
・新規商談の獲得を増やしたい
・既存の販促施策が成果に結びついていなかった
対策
・コンテンツマーケティングの実施と運用
・ビジネス課題の解決策のヒントとなるコンテンツ制作
・リアルからデジタルを活用した販促施策にシフト
成果
・製品サイトへのアクセスが従来比10倍に増加・安定した
・製品の知名度向上や問合せ獲得に成功した
・全社ポータルサイト掲載を通じて顧客に役立つ情報を広く届けられた
製品の認知度向上が課題、リアルや自社での対策には限界があった
NTTテクノクロス株式会社様は、NTTの研究所に最も近い会社として、研究所技術を軸に、国内外のサービスを掛け合わせ、多彩なソリューションを創出しています。大規模会員サービスを運営する事業者向けに、顧客との継続的な関係を築くことを目的とした「MarketingAuthority(マーケティングオーソリティ)」は、同社の主要なデジタルマーケティングソリューションの一つです。
同社の課題は、製品の認知度向上と見込み客の獲得でした。
「MarketingAuthority」の製品開発責任者を務める、西日本事業部 第二ビジネスユニット マネージャーの村井様は、製品を認知してもらうことの難しさを語ります。
「展示会への出展、ウェビナー、講演会など様々な施策にチャレンジしたのですが、投資対効果に見合わず、満足できる成果に結びついていませんでした」
同事業部 第二ビジネスユニット リーダーである石原様も「製品Webサイトの記載を工夫するなど社内で改善を図ったものの、ほとんど効果がなく悩んでいました」と当時を振り返ります。
Webサイト分析結果を元に、顧客の課題解決のためのコンテンツ制作を依頼した
NTTテクノクロス様は、「ソートリーダーシップコンテンツ」の制作を決定しました。ソートリーダーシップコンテンツ(Thought Leadership)とは、企業がその業界のリーダーとしての信頼を築くために活用されるコンテンツマーケティング手法のことです。
「ISBマーケティングにWebサイト評価を依頼し、ユーザーエクスペリエンス(UX)やコンテンツに関してのアドバイスをもらいました。いくつかの提案を受けた中で、企業目線の一方的な製品紹介ではなく、顧客課題の解決のヒントとなる情報を届けることが重要ではないかとの考えに至り、試しにやってみることにしたのです」(石原様)
「当製品の特長は、個々のお客様に対して最適なカスタマーエクスペリエンス(CX)を実現できることです。しかし、当時はカスタマーエクスペリエンスという概念そのものが一般に知られていなかったため、意義や重要性をわかりやすく伝える解説的なコンテンツが必要だと考え、ITとマーケティング両方の知見と実績があるISBマーケティングに依頼しました」(村井様)
NTTテクノクロス株式会社 西日本事業部 第二ビジネスユニット マネージャー 村井 様
ソートリーダーシップは、業界のトレンドを踏まえ、顧客課題の解決の糸口となる情報であること、さらには、同じ課題を抱える第三者に紹介したくなるような良質なコンテンツであることが重要です。ISBマーケティングは、企画から有識者コーディネート、取材、制作まで一連の業務を行いました。
製品サイトへのアクセスが約10倍に増加し、コンテンツ経由のリードを獲得できた
制作したコンテンツを製品Webサイトに公開し、一定期間経過後に、目に見える効果があらわれました。石原様は、当初の狙い通りになったと明かします。
「狙ったキーワードで検索すると、当社のページが上位表示され、サイトアクセスが以前と比べ約10倍に増加し、継続しています。カスタマーエクスペリエンスの重要性がビジネスで浸透するとともに、製品の認知度も向上しました。実際にコンテンツ経由でお問合せをいただくという成果も出ています」(石原様)
NTTテクノクロス株式会社 西日本事業部 第二ビジネスユニット リーダー 石原 様
村井様はコンテンツマーケティングの効果を肌で実感したと語ります。
「Webサイトのコンテンツ強化を図っていますが、社内外で反響があり『Marketing Authority』サイトのアクセス数は当社でトップクラスです。当社のCX製品ラインナップを紹介したポータルサイトの中でも人気コンテンツです」(村井様)
企画力と丁寧な対応でスムーズに進行、効果検証しながら取り組む
ISBマーケティングの業務品質は同社を満足させるものでした。
「業界や製品への理解度が高く、やり取りがスムーズでした。提案力もあり、有識者コーディネート、ファシリテーターアサインなども適切でしたし、要所要所でフォローアップいただいたのも助かりました。その後、最新情報を盛り込んだコンテンツ第二弾の企画制作もISBマーケティングだと考え依頼しました」(村井様)
「文献調査などに関しても丁寧な対応で、安心してお任せできました」(石原様)
NTTテクノクロス様は、「MarketingAuthority」に対するニーズの高まりを受け、新たな開発を計画しています。
「昨今、ポイントサービスを使って競合と差別化したいという課題をお持ちの企業が増えています。AIなど先端技術を活用して機能を拡充し、もっと便利で使いやすくしていきます」(村井様)
製品のさらなる拡販に向けて、石原様はコンテンツマーケティングに継続的に取り組みたいと力を込めます。
「リアルでの販促活動は労力がかかり、効果が見えづらいです。その点、デジタルの施策は効果検証できることが大きなメリットです。ISBマーケティングには良い提案を期待しています」
[ お客様紹介 ]
NTTテクノクロス株式会社
2017年4月に旧NTTソフトウェアと旧NTTアイティの合併とともに、NTTアドバンステクノロジーの音声系技術の事業を統合して誕生。「Crossing makes the Future. まじわる力で みらいを創る」をコーポレートメッセージに掲げ、ビジネスシーンに最適なソリューションを提供。NTTグループが提唱する、新たな世界を実現するIOWN構想(Innovative Optical and Wireless Network)の実現に向けて開発を推進している。
企業名: NTTテクノクロス株式会社
代表取締役社長: 桑名 栄二
本社所在地: 東京都港区芝浦3-4-1 グランパークタワー 15階
事業内容:
情報通信ネットワークを利用する情報提供、情報処理、決済(代理徴収を含む)など各種サービスの提供、各種情報制作およびそれらサービス提供に必要なシステムの賃貸・販売 など