商材紹介コンテンツやお客様導入事例を営業ツールとしても活用
課題
・潜在顧客の関心を引く魅力的なコンテンツを制作したい
・オンラインでの集客やブランド認知度を高めたい
・デジタルマーケティングに関する社内リソースが不足
対策
・商材紹介コンテンツ改修及びお客様導入事例の企画制作
・検索エンジン最適化(SEO)の実施
・Webサイトアクセス分析を通じたコンテンツの定量的な評価及び解決策の提案
成果
・商材の特長や強みが顧客視点で整理できた
・ページビューが前年度比最大1.8倍に伸長、知名度や製品認知の向上に寄与し、リードを獲得
・訪問営業時のドアノックツールとして役立った
BtoBコンテンツ制作の難しさとリソースの制約
さくら情報システム株式会社様は、長年のシステムインテグレーターの経験で蓄積した知識、技術、人材を活かし、会計、人事業務関連のさまざまな自社サービスを開発し、金融、製造、エネルギー、流通といった幅広い業界のお客様に提供しています。
同社のマーケティング戦略部 マーケティング推進グループの小川様は、デジタルマーケティングの取り組み背景について、ブランドの差別化と顧客の信頼を獲得するために着手したと語ります。
「SI(システムインテグレーション)型からクラウドサービスに事業環境が変化しており、サービスを広く認知してもらい、優位性をアピールするため、デジタルマーケティングを強化しています。クラウドサービスとWebは親和性が高いと感じており、コンテンツ制作やWeb広告などを実施してきました」
しかし、さくら情報システム様は当時のコンテンツ品質に課題を抱えていました。 「商材紹介ページの内容を社内で制作していたのですが、専門用語が多く、一般的には伝わりにくいものもありました。当社は会計や人事関連などのシステムをご提供していますが、相手のお客様は、システムに詳しい部門だけではありません。技術に明るくない方にもわかるような噛み砕いた表現や見せ方にしたほうが良いのではと感じていました」(小川様)
オフィス
導入事例については、成果物が求めているものと異なっていたと当時を振り返ります。 「BtoBにおける口コミ評価があると良いと考え導入事例制作を外部に委託していましたが、過去には大幅な書き直しを余儀なくされた経験がありました」(小川様)
そこで、商材紹介ページのリニューアル及び導入事例の制作をISBマーケティングに依頼しました。
「選定の理由は、ITシステムに関する知見とBtoBマーケティングの理解があることからです。商材紹介ページに関しては、外部の専門家に依頼することで、第三者の視点で見直したいという思いもありました」(小川様)
前年度比最大1.8倍の成果をもたらした商材紹介ページへのアクセス
ISBマーケティングは、Webサイト調査を実施し、トラフィック状況分析などを元にした課題の抽出とアドバイスを行いました。トラフィック状況分析とは、ユーザーがWebサイトに訪問した回数やセッションなどのアクセス全体を確認・分析することです。コンテンツ制作にあたっては、関係者ヒアリングなどを通じて進めました。
成果について、小川様は次のように語ります。 「Webサイト調査によって、全体評価や改善点を把握できました。商材紹介ページ改修後に、ページビュー数が前年比1.8倍と大幅に増加した商材ページもありました。SEO観点からの見直しや図版など工夫していただき、わかりやすくなったと感じます。お問い合わせ数は商材によって異なりますが、安定的にお問い合わせをいただく商材もあります。導入事例に関しては、実際にページをご覧になった企業からお問い合わせをいただきました」
ミーティングブース
制作したコンテンツは、商談時にも活用されています。 「導入事例ページや改修された商材紹介ページの内容を元に提案書やリーフレットなどを作成し、お客様訪問時に営業担当者がドアノックツールとして活用しています」(小川様)
業務品質とスムーズなコミュニケーションを評価
ISBマーケティングの業務品質について、小川様はお客様企業や製品について事前調査が徹底されており、意図や要望を正確に理解していると評価しています。 「社内から内容の確認を求められたことがあったのですが、事実がきちんと反映されており的確でした。ヒアリングも丁寧で、質問の仕方、話しやすい場づくりも工夫されている印象です。柔軟な対応でスムーズに進めることができ助かっています」
Webサイトの改善提案をはじめ、マーケティングに関するアドバイスが役立っていると続けます。 「Webサイトの課題と改善ポイント、商材のペルソナが明らかになりました。また、ISBマーケティング監修のヒアリングシートを社内で活用しています。内容がより整理され、品質に大きな差がつくと感じています」(小川様)
今後もさくら情報システム様はデジタルマーケティングに一層取り組む方針です。 「更にコンテンツを増やしていこうと前向きに取り組む部門も現れている一方で、全社レベルでのデータ活用など現場での浸透に課題があり、人材育成含め、今は土台づくりの段階です。コンテンツはデジタルマーケティングの鍵となる要素ですので、ISBマーケティングには今後も施策の提案をお願いします」(小川様)
オフィスビル外観
[ お客様紹介 ]
さくら情報システム株式会社
1972年、現在の三井住友銀行を母体とするシステム会社として誕生。2008年に大阪ガスのグループ会社であるオージス総研と業務・資本提携し、両社の強みを活かして、会計、人事、セキュリティ、BPO、システム運用など、金融、エネルギー、製造業など幅広い業界にソリューションを提供。伴走型でお客様のDX化を支援・推進するパートナーとしてビジネスに貢献している。
企業名: さくら情報システム株式会社
代表取締役社長: 重定 宏明
本社所在地: 東京都港区白金1-17-3 NBFプラチナタワー
事業内容: 情報システム設計・開発・保守運用